2012年4月6日金曜日

アルフォンス・デーケン


「病名告知」はコミュニケーションが土台

まず、医療関係者の発想の転換として、病名告知とインフォームド・コンセ ント、ホスピス的ケアのあり方について話します。

 私は以前、厚生省の末期医療検討委員会で、大きなテーマのひとつ 「がん告知」について討議しました。私は告知が望ましいと言ったんですが、 どうもその時はまだ一般の意識として隠しておいた方がいいんじゃないか、 という意見が強くありました。なぜ望ましいか?
 50年前だったらおじいさん・おばあさんをだましたり、隠しておくことは できたかもしれません。今は、日本人の教育レベルも高くなり、隠しとおすこ とはできないと思うんです。がん告知をしなくても、患者さんは本を読んだり、 TV番組を見たりしてわかってしまいます。